何処までも哀しい。何処へ行くも孤独。

まだまだ METAL GEAR SOLID V – THE PHANTOM PAIN のトレーラー

見れば見るほど悲しくなる。

最初拝見したときは午前3時。
意識も朦朧とする中、”THE PHANTOM PAIN” が “METAL GEAR SOLID V” になった時の衝撃が勝り、まさしく頭真っ白状態だったが、トレーラーを何度も見ると、涙が落ちる。
ていうか、号泣した。さきほど。

 

監督が編集に際し、選曲されたのが Garbege の “not your kind of people”。
この日本語訳も含まれた日本語版トレーラーが youtube で配信されているので是非。

この歌詞をなぞってトレーラーを見るとまた泣けてくる。
そして今回のスネークが抱いている感情が見えてくる。

 

それはまさしく『孤独』。

 

最高にして最愛の師、The BOSS と別れる孤独。
BIG BOSS の称号を与えられ、一兵士から英雄に祭り立てられる孤独。
疎まれる様に祖国を脱出する孤独。
兵士達の安住の地を求めるために設立したマザーベースも祖国はそれさえも許さない、孤立。

 

戦うことでしか自らの居場所を得られない者もいる。
そのために安住の地を創る。

しかし、力を持つものにしたらそれは目障りな存在。

 

The BOSS が視ていた世界からかけ離れていく BIG BOSS。
The BOSS が目指した世界を実現しようとするゼロ。

 

その行き着く先は既に SAGA に記されているように、結末(2014年)は見えている。
しかしその過程で彼らが何を考え、目指し、逃避し、贖ったか。

 

METAL GEAR には本当にどうしようもない悪人(悪役)はいないのが特徴。
どんなキャラクターにも自らの理想のために、人の意志の為に、仲間の為に、そして自分のために、戦うのであって憎いから、戦います、血を流しますってのは無い。

 

では BIG BOSS は何のために戦い続けたのか。
それはまさに「逃げるため」。
『孤独』に向きあうため。
これ(MGSV)はその物語。

 

なーんてな。
いつにもまして乱筆乱文。纏まりなんてガン無視。
思考の垂れ流しだから丁度良い。